注残 API スイート v1 - API 業務ガイドブック

API 業務ガイドブック

API 呼び出しを行うには、注残向け注文作成 API、注残向け注文変更 API、注残の見積もり API、注残向け注文の検索取得型 API、注残の高度配送通知 (ASN) 検索取得型 API、注残の財務資料検索取得型 API、注残の送金通知 API を使用します。

API プッシュ型通知は、デフォルト (初期設定) では有効になっていません
1. 高度出荷通知、財務資料、見積もりに関する API プッシュ型通知を受け取るには、以下の手順に従ってください
  1. TI.com/support をご覧ください
  2. 「Open a new support request」 (新しいサポート請求を作成する) を選択します
  3. 「Select Direct customer fulfillment」 (直接お取引のお客様向けの注文履行) を選択します
  4. 「API push form」 (API プッシュ・フォーム) に入力し、添付して送信します

エンド・ツー・エンド (最初から最後までの全体像) の注文フロー

API の初期セットアップ
1. API 呼び出し自体に誤りがある
  1. 顧客はエラーを修正する必要があります
  2. 顧客側システムを使用し、同じ API 呼び出しの中でエラーの詳細を示すリスト全体を取得します
  3. 警告またはエラーの詳細を示すリスト全体を使用すると、エラーの修正を行う方法と時期をより的確に制御し、必要に応じて要求を再送信することができます
2. 部分的なご注文が可能です
  1. 正しい API 注文項目は受け付けられますが、拒否された項目は TI 側システムに入力されません
  2. API 注文変更は常に、個別の行項目レベルで実行されます
3. 同期応答
  1. 同期応答はデフォルト (初期設定) です
  2. 1 回の API 呼び出しの中で、顧客側システムは、TI が要求全体を処理したかどうか、また実際の販売注文を TI システム内で正常に変更できたかどうかを把握できます
4. 顧客の接続に必要な詳細情報
  1. TI は、sold to (販売先) や ship to (出荷先) 識別子など、注文を行うために必要な識別子を記載した 1 通の E メール通知を送信します (貴社が委託製造業者 (CM) の場合、最終顧客の識別子が提示されます)

API 注文作成の要件

注文要素	必須 / オプション	文字数の上限
Purchase order (PO) number (注文書 (PO) 番号)	必須	大文字。35文字以下 PO 番号内にスペースがありません。
PO line item (PO 行項目)	必須
Manufacturer part number (MPN) (製造業者側型番)	必須
Customer direct price (CDP) (顧客直接購入価格)	必須	5 桁以下
Customer requested date (CRD) (顧客要求日)	必須
Quantity (数量)	必須
顧客製品型番 (CPN)	オプション
End customer (最終顧客)	オプション (CM：委託製造業者の場合は必須)	大文字

PO (注文書) 項目ごとに、単一の CRD (顧客要求日) のみを使用できます。
同じ PO (注文書) 番号を使用する各 PO 項目に関し、項目番号が重複しないように注意してください。重複が発生した場合、PO の変更が失敗します
個別の PO で、複数の PO 項目が同一の TI 型番を指定することも、異なる TI 型番を指定することも可能であり、どちらも受け入れられます
「End Customer」 (最終顧客) を指定する PO (注文書) の場合、1 つの PO 番号の下で同一の最終顧客を指定したものだけが受け付けられます。つまり、1 つの PO 番号内で複数の最終顧客を指定することはできません
数量は、TI の標準梱包数量 (SPQ) の倍数であること、および TI 製品カタログに定義されている最小注文数量 (MOQ) と最小項目価格 (MIV) の両方を満たすことが必要です

ご注文の作成や変更のフロー・チャートと重要な点：
1. 注文を作成しましたが、問題が発生しました
  1. CDP (顧客直接購入価格) と TI の価格設定契約 (PA) の間に価格設定の不一致がある場合、不完全な注文という結果になり、TI による確認が発生します
  2. CDP が正しい場合、TI は価格を更新します。顧客側の行動は不要です
  3. TI の価格が正しい場合、顧客は CDP を更新して注文を変更する必要があります。価格設定の不一致が解決したかどうかを示す応答が送り返されます
    1. 価格設定の不一致を再検討するには、顧客の注残レポート・ファイル内にある pricing discrepancy (価格設定の不一致) タブを確認してください
  4. SPQ/MOQ/MIV (標準梱包数量、最小注文数量、最小項目価格) いずれかのエラーが発生した場合、ご注文は作成されません。数量を訂正してご注文を作成し、TI 宛に再送信してください

ご注文のキャンセルまたは変更を実施できる期間

Change order window (COW：変更注文ウィンドウ) とは、変更またはキャンセルの処理をもう承認しない期間を意味します
COW ルールは、部品の種類によって異なります
期間の適用開始日は、TI の Estimated Ship Date (ESD：予定出荷日) です

TI は COW 期間中に、CRD の前倒しや価格変更を受け入れますが、他のすべての変更を拒否します

部品タイプ	Change Period (変更期間)
標準 (STD)	estimated ship date (出荷予定日) より 30 日前またはそれ以前
カスタム (CST)	estimated ship date (出荷予定日) より 90 日前またはそれ以前
Non-Cancellable Non-Returnable (NCNR：キャンセル不可かつ返品不可)	キャンセルできません

注文変更が認められる種類
1. Customer request date (CRD：顧客要求日) の延期 (意図的に遅らせる) または前倒し。
2. PO 行項目の価格更新
3. PO 行項目の数量減少
4. PO 行項目のキャンセル

注文変更のヒント：
1. PO 行項目の数量を増やすには、新しい PO を作成します
2. 高度配送通知 (ASN) が実施済みですでに出荷が完了した PO 行項目に変更を加えることはできません
3. PO 行項目のキャンセル、または PO 自体のキャンセルを実施すると、estimated ship date (ESD：出荷予定日) が消える可能性があります
4. CRD や価格を変更しようとする場合や、PO の行項目をキャンセルしようとする場合、PO の行項目で当初注文したときと同じ数量を維持してください
5. CRD を変更しようとするときは、COW に注意してください
6. 一度 COW 期間内に入った後、延期 (意図的に遅らせる) を行おうとすると、拒否され、エラーが発生します
7. 顧客は新しい実効価格を指定するために注文変更を行う場合、元の PO 行項目で価格を更新する必要があります
8. 注文変更の要求で、PO および PO 項目番号という構造を同じ状態に維持してください

送金通知のヒント：
1. TI の財務用請求書番号を使用します
  1. その番号を入手できない場合、納品書番号、または ASN (高度配送通知) の一部として提示された商用請求書番号を使用します
  2. 顧客のオンボーディング (研修と登録) フォームを送信した後、TI は customer payer identifier (顧客の支払担当者識別子 (ID)) を提示します

テスト・フェーズに合格するためのユーザー承認テストのシナリオ (UAT)：
1. 顧客が self-service testing scenarios (セルフ・サービス・テストのシナリオ) 1.0 ～ 2.1を完了した後、TI の GBO 地域担当チームは、API キーへのアクセス権がある管理者の E メールにご連絡を差し上げます

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